425名無しさん@HOME2013/05/30(木) 10:11:24.35 ID:

すごく長い上、読みにくかったら申し訳ない。一応メモでまとめてある。

一年前に父が亡くなった。
死因は心臓発作。

父は金にすごく緩く、母に大変苦労させていた。
事業を起こし、大きな失敗をして借金をこさえていたが
技術的にはかなり上位に食い込む実力があったため、色々なコネでなんとか仕事をして
一般的なサラリーマンよりも稼げていた。まぁとは言っても借金の返済の方が上回っていたけど。

俺は長男(26)で、次弟(24)と末弟(18)がいる3人兄弟。
一番下の末弟は現在高校生でもうすぐ受験。

持ち家は土地が母と祖母名義、建屋が父名義で両方共に抵当に入れられていたため
母の土地をなんとか残す?ため、父と母は離婚。
父はその後、自己破産か何かをする予定だったらしい。これは母からの伝聞で詳しいことは知らない。

父の生前は、母は母の土地と父の建物に末弟とともに住んでいて、父は仕事の出向先に近い場所でアパートを借りて住んでいた。
母も特殊な技術職で、それなりの額を稼いでいた。それでも父のこさえた借金の一部を肩代わりしていたし、弟も高校生だしでなかなか厳しい生活だったけど。

俺と真ん中の弟は仕事場が近いこともあり実家とは共に別の所で同居してる。
ここまでが前提。

続きます。

 

4264252013/05/30(木) 10:13:10.52 ID:

俺はその日早朝出勤で、朝6時くらいから会社に詰めて作業をしていたんだけど
携帯電話に伯母(父の姉)から電話があった。

お父さんが倒れた・・・。
俺は一瞬なんのことかわからず、「え?どういうこと?」
というと「じーちゃん(5年前にガンで鬼籍)の所に行ってしまった・・・。」と。
俺の頭の中はわりとクリアで、この言い方がすごく「浸ってんなぁ」と思ったのをよく覚えている。
会社の先輩方に事情を話し、すごく親身になってもらっている社長にも早朝にかかわらず連絡を入れて早退。

父の遺体が安置されている病院へ電車を乗り継いてかけつけた。
伯母はまだきていないようで、一番乗りだった。
霊安室に通されて、父と面会。

俺がはじめに思ったのは「お前これから末弟とお袋どうすんだよクソオヤジ・・・。」だった。

しばらく現実に頭の思考が追いつかず、父の遺体を見て茫然自失となっていると
一人の女性が入ってきた。

全く面識はなく「?」だったが、その女性は俺がいるのを認識してすぐ出て行った。
部屋間違えたのかな?なんて思ってたんだが。

霊安室にいつまでいてもしょうがないし、色々状況も整理できていないし、弟やお袋にも連絡入れなきゃいけないしと思い
とりあえず霊安室をあとにして、霊安室前のロビーでお茶を飲むことにした。

霊安室の奥まった所の自販機でお茶を買った時にでも入ったのか、ロビーで座って伯母を待っていると先ほどの女性が
また父の霊安室から出てきた。

俺はだいぶ訝しげな顔で見ていたんだと思う。
その女性は少し困った顔をしながら「○○くん(俺の名前)だよね?」と言ってきた。

続きます。